青森県南部地方に伝わる刺し子技法を菱刺しといいます。
菱刺しとイラストを組み合わせた作品のご紹介をしたいと思います。
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菱刺しを少し異なる角度で見つめて
菱刺しはひと針ひと針刺してゆく手仕事であり、全てが世界にひとつだけの作品です。
また、特に自然染めの糸で施した作品などは、時の流れとともに、色褪せてゆくものです。
すべては変わりゆく。
このことは菱刺し作品に限らず、この世のことわりであり、それゆえの美しさがございます。
それでも、一方でそのことに寂しさを感じることもございます。
一度制作した作品を異なる角度から見つめ、「少し違った形でも残してゆくことはできないかな」いつしかそのような想いを抱くようになりました。
そこで生まれたのが、菱刺しとイラストを組み合わせる作品でした。
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菱刺しとイラストを組み合わせる
私は菱刺しも好きですが、絵を描くことも好きです。
そして、猫も好きで馬も好きです。
そのような気持ちから生まれたのがこちらの作品です。
猫ちゃんは実際に刺した菱刺し模様「梅の花」のお洋服を身に付けています。
また、こちらは、地刺し模様のお洋服を身に付け、実際に制作した菱刺しの鞄を持っています。
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こちらは、菱刺しと水彩画を組み合わせた作品です。
また、こちらは、イラストを繋げ、菱刺しが好きな気持ちから制作したコマアニメーションになります。
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イラストなどと組み合わせることで、菱刺し作品をまた少し異なる形として残してゆけること、そして、また新たな作品が生まれることに嬉しい気持ちでおります。
インスタグラムの方でも、ゆるく作品を投稿してゆきたいと思います。こちらにも遊びにいらしていただけますと嬉しいです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、菱刺しとイラストを組み合わせた作品のご紹介をしました。
アニメーションなどの場合、「手しごとである刺し子には、作品そのものにこそ、そのよさがあるのかな」
そのような迷いもございます。
実際、そのように感じられる方もいらっしゃるかと思います。
それでも、菱刺しをまた少し異なる角度から見つめ、世界を広げることもできるような、そのような気持ちも生まれるのです。
作品に触れてくださる方のお心を癒し、自らの心も喜ぶ作品作りを続けてゆけたらと感じております。
お付き合いくださいましてありがとうございました。
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