ピンクは、優しさや無条件の愛情を表す色です。今回は「梅の花」をピンクのグラデーションで施した青森の伝統工芸、南部菱刺しのピンクッションをご紹介し、ピンクが心身にもたらす効果について綴ります。
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ピンク色
菱刺しを代表する模様「梅の花」を、ピンクのグラデーションで施しました。
使用糸は、25番刺繍糸、COSMO236番、235番、234番、233番、232番です。
布は1cm角約 縦11目×横11目の麻布を使用しています。
チャクラとピンク色
尾てい骨から頭頂まで、身体の中心に沿い「チャクラ」というエネルギーセンターが存在します。
主要なチャクラは7つあり、虹の七色に彩られています。
第一チャクラは赤、第二チャクラは橙、第三チャクラは黄、第四チャクラは緑、第五チャクラは青、第六チャクラは藍、第七チャクラは紫です。
赤に白を混ぜた色がピンクである為、ピンクも第一チャクラに関わりがあるとされます。
また、ハートチャクラとよばれる第四チャクラは胸の中心に位置し、緑とピンクの2つの領域があるとされます。緑とピンクが関わり合うことにより、愛情で満たされる感覚を司ります。
ピンクが心身に与える効果
第一、第四チャクラに対応し、愛情のシンボルとされるピンクが心身にもたらす効果についてまとめてみたいと思います。
新陳代謝を高める
細胞を活性化する赤に白を混ぜたピンク色は、赤よりも柔らかな刺激で新陳代謝を高めます。
ですので、治癒を促したい時など、赤の代わりに用いることもできます。
緊張を和らげ、気持ちを明るくする
光や色によって変化する筋肉の緊張度を数値化したものをライト・トーナス値といいます。
ピンクを見て緊張度を計測すると、最も弛緩度が高いベージュやパステルカラーと数値が同じであり、ピンクはくつろぎを与える色といえます。
攻撃性をなくし、気持ちを和らげ、明るくする色です。
女性ホルモンの分泌を促す
ピンクは女性ホルモンの分泌を促す色です。
曲線のある女性らしい身体や、ハリと潤いのある髪や肌をつくり、身体全体の健康を支えます。
若々しさを保つ
ある色を思い浮かべ、その色を吸い込むイメージで深く呼吸する方法を「カラーブリージング」といいます。
ピンク色で行うカラーブリージングは、若返りに効果があるといわれます。ピンクは心身を若々しく保つ色なのです。
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ピンクッション
ピンクッションに仕立てたものがこちらです。
サイズは縦約6.2cm×横約8.6cm×高さ約2.6cmです。
周りは同色の糸であるCOSMO235番でかがりました。
針を刺した様子です。
お裁縫箱に入れた様子です。
南天を添えて飾ってみました。
「梅の花」はお正月の雰囲気にも合いますね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
青系や緑系、紫系など、「梅の花」は刺す糸の色により、それぞれの異なる個性が表現されるように思います。
そのどれもが美しいですが、春の訪れを知らせる梅の花をピンク色で施しますと、ピンクが持つ「幸せ」や「満足」というキーワードも相まって、より、春の到来の喜びや希望を感じさせるようです。
寒さの厳しいひっそりとした季節や人生に迷った時など、ピンクの梅の花を思い描き、心に光を灯してみてはいかがでしょうか。
お付き合いくださいましてありがとうございました。
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